公園やお散歩の後のイヤイヤが大変です

 

今日はもうすぐ2歳になるお子さんをもつ
Aさんのお悩み。

Aさん

もうすぐ2歳になる息子。
公園遊びや散歩をした後の「いやいや」がひどくて
家に帰れなくて困っています。
「もうお家に帰ろう」と促しても
スムーズに帰れないんです。
必ず「やだ!」ってなるので
「じゃあ、あと2回やったらおしまいね」って約束するのですが
2回終わって声かけても
「イヤー!」で…。
「じゃあ、あと1回だよ?それやったら帰るよ」っていうと
「うん!」って
いい返事がかえってくるんですけど
いざ「もう本当におしまい」
ってすると
「やだやだやだー!帰らないー!」ってなって
イライラしてしまいます。

最初は、怒らないで対応しようって思ってたけど
何度もなんどもエンドレス…
疲れている時だったり、
時間が迫っている時はなおさら
イライラしますよね。
それこそ
お母さんの方が「やだやだー!」てなりますよね。

そんな「やだー!帰らないー!」の
対応のポイントを
何回かに分けてご紹介していこうと思います。

 POINT①声かけのタイミング 
突然の「おわり」の気持ち


「おわり」を伝える大人側は
時々、時計を確認しながら
「もうすぐ16時。そろそろ帰るタイミング」と
お子さんに声をかけるかと思いますが
お子さんにとっては
それは突然の「終わり」の宣告

いつも同じ時間に声をかけていたとしても
お子さんはまだ
「いつもこれくらいの時間」なんて考えることは
難しいですよね。

帰るタイミングなどは気にせずに
夢中になって遊んでいると思います。

「あと少しで完成!」
「あの木とブランコと滑り台にタッチしたらゴール!」
そんな風に思いながら遊んでいる途中で
突然「帰るよ」と言われたら…。

お子さんの心の中はきっと
「あれやりたかったのに」
「こうしようと思ってたのに」
「もうちょっとーーー!」
という感じ。

突然の宣告にならないためにも
「もうすぐおわりだよ」
と前もって予告していってあげることも
もちろん大切なのですが
実はそれと同じくらい大切なのが
声をかけるタイミングです。

お子さんの遊びの「状況」に注目

「もうおしまい」と声をかける前に
一度、お子さんの遊びが今どのような状況なのかを見てみてください。
たとえば
お砂場で遊んでいたとしたら
・何かを作っている途中なのかどうか
ぐるぐる公園を走り回っているのであれば
・どこまで行ったら本人の中で一つの区切りになっているのか
などです。


なぜ、そこに注目するのか。
それは
お子さんにとって今やっている遊びが
「始まったばかり」なのか
「もうすぐで完成!」なのか
その状況によって
声かけのタイミングや
声をかけた時のお子さんの気持ちや反応も変わってくるからです。

お母さんが帰りたいと思っている時間の
15分くらい前になったら
お子さんの遊びが今どのフェーズに入っているのか
ぜひ見てみてくださいね。

そして
お子さんの遊びのきりのよさを見ながら
声をかけると
「遊びのおしまい」の切り替えのタイミングが
つかめてくるかもしれません。

  おわりに  


前もって・様子をみて…というのは
わかってはいたとしても
急いでいる時や疲れている時は
なかなかできなかったりしますよね。
そういうときは、そういうときでいいと思います。

いつもいつも全力は疲れてしまうので
余裕のあるときや元気なときに
もしこのページを思い出したら
試してみてくださいね。

→POINT②に続きます。