発達検査・知能検査ってなんだろう?

こんばんは。
臨床発達心理士のChikaです。

前回の記事に書いたように
今週末は学会だったのですが、
主なテーマは「アセスメント」でした。

行動観察や検査など
いろんな切り口から考えられるアセスメントですが
今回は、ここ最近いろんな場所でご質問が多かった
発達検査や知能検査について
お伝えしたいと思います。

よく使われる検査の種類 


言葉がゆっくりだったり
発達のアンバランスさがみられる場合、
お子さんの発達像を知るという目的で
「検査をしましょう」と言われる場合があります。

お子さんの認知特性や発達像を知るための検査は
たくさん開発されているのですが
よく使用される3つの検査についてご紹介します。

新版K式発達検査2001

 年齢 :0歳〜成人
算出指数:発達指数(DQ)

0歳から発達像を見ることができるため
乳幼児期を見ることが多い
保健センターの発達相談などの場でよく利用されます。

田中ビネー知能検査Ⅴ

 年齢 :2歳〜成人
算出指数:知能指数(IQ)

検査項目が年齢別に
段階を追って構成されているため
発達の推移がわかりやすいといわれています。

幼児期によく使われる検査です。

WISC-Ⅳ(ウィスクフォー)

 年齢 :5歳〜16歳
算出指数:知能指数(IQ)

知能指数以外にも
☑︎言語理解
☑︎知覚推理
☑︎ワーキングメモリー
☑︎処理速度

という細かい項目内で
お子さんの特性や力を細かく見ることができます。

 どう違って、どう選ばれるの?


まず、この3つの検査の大きな違いは
でてくる指数です。
発達指数と知能指数
知能指数、という言葉を
聞いたことがある方は多いかもしれません。

就学時の相談や手続きには
知能指数を求められることも多いため
幼児期以降は
田中ビネー知能検査やWISC-Ⅳを使って
お子さんの発達をみていくことが多いです。

また、どの検査を使うかというのは
◻︎お子さんのどの部分をみたいのか
◻︎何のための検査なのか
…etcという部分で
お医者さんや心理士が決めていきます。

冒頭にお伝えしたように
上記3つ以外にも検査はたくさんあるため
全体の発達像プラスαで
細かくみるための検査を組み合わせて実施することもあります。

ちなみに機関によって
検査道具の揃え方にもばらつきがあるので
どの機関でどの検査でもできる、というわけではありません。

 何をするの?どうやってするの?


検査内容、気になりますよね。
「検査」という特性上
検査の内容(問題など)や細かい項目は
お伝えできないのですが
口頭での質問があったり
積み木などで何かを作ったり
絵を描いたり…
ペーパーテストとクイズの間と書くと
イメージしやすいでしょうか。

新版K式発達検査2001に関しては
他の2つの検査よりも
お子さんの遊びに近い項目も多いので
お子さんにとっては、テストというよりも
「遊んだ!」という雰囲気の中で
おこなえる内容になっています。

行う場所や形態ですが
お子さんの年齢や検査の実施機関によって
親子同室でおこなうこともあれば
お子さんのみでおこなうこともあります。

検査を行う人は、基本的に心理士です。

 おわりに 


今回は
ざっくりではありますが
乳幼児期から学齢期によく使われる検査について
書いてみました。

次回は、
検査でみれることや
生活にいかしていくためのポイントなどを
お伝えしたいと思います。

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