朝の身支度(見える化編)

こんにちは。
臨床発達心理士のChikaです。

前回まで
「朝の身支度」シリーズとして
♦︎朝の身支度(考え方編)
♦︎朝の身支度(言葉がけ編)
をお送りしてきました。

最終回の今回は
朝の身支度を「見える化」することで
お子さんにとってわかりやすく
楽しみながら取り組めるような
具体的な方法をお伝えしたいと思います。

言葉とイメージの結びつき

「見える化」の具体的な方法にいくその前に
言葉とイメージの関係性のお話を少しだけ。

私たちは話をしている時に
「聞いた言葉を脳でイメージする」
ということを自然にしていますが
これは最初からできているわけではありません。

発達 脳 イメージ 言葉

子どもの発達の中で
「言葉」と「イメージ」が結びついていく
という過程があります。

その結びつきが
頭の中にどんどんたまっていくと
次第に
「くつ下」と言われたら
頭の中の引き出しから、ひょいっと
「くつ下のイメージ」
をだすことができるようになります。

それがつまり
「言われて、ピンときて、行動にうつせる」
ということ。

そのためにはまず
言葉がけとともに物を見せていくこと
たとえば…
「靴下をはこう」と言いながら、靴下も見せる
といったような
「言葉とイメージ」の引き出しの中身を増やす
関わり・言葉がけが必要です。

このことを頭の片隅に置いた上で
具体的な「見える化」の方法を
みていきたいと思います。

手順シートのすすめ

朝の時間は
お子さんにその都度「◯◯して」と
丁寧に声をかけるのが難しい時もありますよね。
付きっきりになれない時だってあるはず。

そういう時にも使えるのが
やるべきことを「見える化」する
です。

「見える化」の一例として
今回は
「身支度準備シート」
をご紹介します。

このシートの目的は
◻︎お子さんにとって視覚的にわかりやすくする
◻︎自分で確認しながら取り組みやすくする
ためです。

例えば、電車好きなお子さんだったら
こんな感じの手順シートはいかがでしょうか。

発達 身支度 表

「くつ下を履く」「シャツを着る」
などの手順を線路に沿って示していき
できたら
電車をそのマスに動かし駅を目指す
というイメージ。

「文字」の部分は
お子さんの年齢や状況に合わせて
いれてもいいですし、なくでもいいでしょう。

上記の例は電車を動かしていますが
マス目にシールやマグネットを貼っていって
「マスが埋まる」=「全部できた」
という方法もあります。

お子さんのタイプ、好きなものに合わせて
作ってみてくださいね。

お子さん自身でできることが増えてきたら
手順を増やしてみたり
段階を変えていってもいいかもしれません。

大人も楽しむ

この手順シートを使う際に
1つ心に留めておいてほしいことがあります。

それは
大人も楽しみながら取り組むこと
です。

お子さんが楽しそう!と思えるのって
大人が楽しそうにしている
ということが実はポイントになってきます。

ですので
初めて取り組む時は
シートのやり方を一緒に確認しながら
大人も楽しそうにやってみてくださいね。

最初から完璧に作りすぎない

そして
「大人が楽しむ」裏で
もう1つ大切になるのが
最初から完璧なものを作りすぎない
ことです。

頑張り屋さんの保護者の方ほど
完璧なものを一生懸命作ろうとしがち。
ですが
お子さんにとってどんな方法があっているのか
やってみないとわからなかったりもします。

最初は
「うまくいかなくてもいいや」の気持ちで
ざっくり作るくらいが
ちょうどいいのではないかと思います。

そして
全部手作りじゃなくてももちろん大丈夫。
市販品も上手く使って
ご自身が負担にならない範囲で
楽しく取り組んでみてもらえたらなと
思います。

おわりに

幼児

朝の身支度シリーズ、いかがでしたか?
考え方・言葉がけ・見える化
それぞれで
もしピンときたものがあったら
試してみてくださいね。

 

発達相談・カウンセリング