ぐるぐる悩みながら一人で頑張っている人へ。

こんばんは。
臨床発達心理士のChikaです。

わかってる。でも… 


なかなか歩き始めない。
ずっと泣いている。
かんしゃくが激しい。
言葉がまだでてこない。
なんだか他の子より落ち着きがない気がする。

気になる。
心配。不安。
大丈夫かな?何かあるのかな?

ママ友、自分の両親、保育園・幼稚園の先生
かかりつけの病院の先生、保健師さん…
「あれ?まだ歩いてないんですか?」
「もう○才なのに…」
「なんだか言葉が遅いんじゃない?」
「相談しに行ったら?」
そんなことを、よかれと思って言ってくる。

みんなが言いたいことはわかってる。
もしかしたら、どこかで診てもらったほうがいいのかもしれない。

わかってる。
わかってる。
けれど…。

「まずは相談を」っていうけれど 


最近は子育て雑誌、インターネット、テレビの特集など
ありとあらゆるところで、お子さんの発達や発達障がいに関する情報が飛び交っています。

そしてその情報には
「気になったら相談しましょう」という言葉もついてくる。

でも、お子さんの発達や子育てについて気がかりなことがあったとしても
実際「そうだ、相談しよう!」と思って、
すぐに相談しに行ける人は
そんなにいないのではないか、と思います。

相談した方がいいのかな?
いや、そこまでじゃない?
できることだってあるしなぁ。
もうちょっと伸びるかも。

そんな風にぐるぐると悩んだり
まずはご自身で調べたりしながら試行錯誤してみる
ご家庭の方が多いのではないかと思うのです。

専門機関に行かなければいけない?


子育てや発達障がいに関して
お家でできる関わり方などたくさんの本がでていますし
「専門機関・療育機関は行かなくていい」と提唱している本もあったりします。

それぞれの専門家の考え方がありますし、ご家庭での考え方や価値観もあると思うので
「絶対に専門機関に行かなければいけない」とは
私は思いません。

医療・専門機関の「いいこと」


ただ、専門機関に行くことでの「いいこと」もあります。

まず、医療機関でみてもらうことの「いいこと」としては
発達面だけでなく、身体機能・構造面の部分も診てもらえるということです。


「なかなか歩かない」というお悩みがあった場合
発達がゆっくり、と思っていたけれど
実は身体のつくりや機能上の部分での課題があるということが
見えてくることもあります。
そしてそれは、作業療法士さんなどの力を借りて解決できるかもしれません。


「発音がはっきりしない」というお悩みの場合
お医者さんにみてもらうことで
実は、耳の聞こえの部分に関係していた、
ということがわかることもあります。
耳鼻科の専門医に治療をしてもらうことで、発音が改善するかもしれません。

このように、課題が見つかったとしても
医学的な力を借りることで
発達の伸びにつながっていくこともあります。

もちろん何もなければないで、
それは「大丈夫」という安心材料にもなるでしょう。


次に専門機関や療育機関などでみてもらう「いいこと」としては
普段の生活では見えてこなかった
お子さんのできること・苦手なことがわかったり
思いつかなかったような関わり方のヒントをもらえたりすることです。

「どうしてこういう行動になるんだろう?」と悩んでいた部分の
背景がくっきりするかもしれませんし
逆に「こんなことができるようになってたんだ!」という部分を
知ることもできる機会にもなります。

相談の中で話す機会があることで
いろんな課題や思いが整理することもできるでしょう。

 誰かの力を借りてもいい 


とはいえ、わかってはいるけれど
おうちでもう少しみていきたい・自分で頑張りたい
と思う方ももちろんいるはず。

先ほど書いたように
考え方や価値観はそれぞれ。

どんな方法であれ、
お子さんと保護者の方が
にこにこと穏やかに暮らすことができているのであれば
私はそれが、親子にとっての「合っている方法」なんだと思います。


でも、
もしちょっと疲れてしまっているのなら。
いろんなことをやってきてみたけれど、
うまくいかなくて辛い…ということが続いているのなら。
精一杯やりきって、もうどうしたらいいかわからない、と思っているのなら。

誰かの力を借りてもいい時期なのかもしれません。
他の人から新しいヒントをもらいにいってもいいかもしれません。
弱音や悩みを吐き出せる場所を作ってもいいかもしれません。

頑張り屋さんで真面目な方ほど、
「誰かの力を借りてもいい」と考えを広げることが難しかったりします。
ちょっと冷静になれば考えられることなのだけど
一生懸命になっている時って、みえなくなってしまうものです。

相談をしに行ったからといって
そこで言われたことを全てその通りにしなければいけない、
というわけではありません。
最終的に行く場所や方法を選んでいくのはご家族ですし
「絶対!」ということはありません。

 おわりに 


「いつでも連絡・相談してくださいね。」
ということを
私は出会った方にいつもお伝えしていますが
「連絡・相談する」ってなかなかのハードルがあるということも
感じています。

それぞれのタイプにもよると思いますが
知っている人に連絡するということだって、
色々と考えて逡巡してしまう人にとっては
初めての場所に相談しにいくって結構なチャレンジですよね。

だから、無理はせず。
もし「ここだったら・この人だったら」
と思える場所や人に出会ったら、
「誰かの力をかりてもいい」
ということを思い出してもらえたらなと思います。

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※近日、9月のご予約カレンダーアップ予定です

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