床に壁に…頭をゴンゴン

こんばんは。
臨床発達心理士のChikaです。

今日はこんなお悩みについて。

Cさん

2歳前の男の子。
遊んでいておもちゃをとられたとき、思い通りにいかないとき
床や壁に、自分から頭をぶつけにいきます。
時には、わざとひっくり返ってみることも。
「頭ごんごんしないで」って注意しても繰り返します。
こんな時、どうすればいいですか?
こんなことするのって、何か変なのでしょうか?

 床に壁に…頭をごんごん 


思い通りにいかないとき
悔しいとき
悲しいとき
状況は色々あるけれど
床や壁に、自分から頭をごんごんとぶつけるようになった。
わざと、痛そうな音がでそうなところを探して
ぶつけにいくこともある。

小さな子がそんな風に
床や壁に自分で頭をゴンゴンぶつけ始めたら
周りの大人はびっくりしますよね。

「何か変なんですか?ストレスがたまってるのでしょうか?」
と不安になるのも当然だと思います。

 どうしてそんなことをするの?


大人にとってみたら
わざと痛いことをするなんて…なぜ?と思うはず。

頭をゴンゴンとぶつけている子ども達の多くは
「イヤだった」「悔しい」「悲しい」
そんな気持ちを、「頭をゴンゴンする」で表現している
ということが考えられます。

言葉はなんとなく出てきていて
お話も少しずつできるようになってきている。
でも
自分の気持ちを言葉にするのはまだまだ難しい。
そんな時期によくみられる行動です。

言葉の代わりに、不快の気持ちを全力で表現する。
その時に使った方法が、たまたま「頭ゴンゴン」だったのです。

また、「頭ゴンゴン」をすると大人がびっくりして飛んでくるので
これをするといい!と学習して
繰り返すお子さんも中にはいます。

どうすればいいの?(行動)


頭をゴンゴンし始めたら、
まずは危なくないように、
できれば抱きかかえてしまいましょう。

わざとゴンゴンしているのだし
度は過ぎないだろう…と様子を見る方もいらっしゃるのですが
「これ以上やったらケガをする」
「ここにゴンゴンしたら血が出る」
などといったところまで考えたり
力のコントロールをすることはまだまだ難しいです。

年齢がまだ幼いという部分ももちろんありますし
悔しい・悲しい…と気持ちが高ぶっている時は
なおさらです。

ですので、ケガをしないように抱きかかえてしまってください。

どうすればいいの?(言葉がけ)


頭をゴンゴンした理由がわかっている時は
「悔しかったね」
「あのおもちゃで遊びたかったんだよね。」
「積み木が倒れちゃって悲しかったね。」
など
ゴンゴンしたくなったお子さんの「気持ち」の部分に焦点をあてて
声かけをしてみてください。

大人としてはびっくりしますし、
危ない!って思うので
「頭痛くなっちゃうからやめて!」
「ダメ!やめなさい!」と大きくリアクションしがちなのですが
その大きなリアクションを得たくて
頭をゴンゴンするお子さんもいます。

最初の一言は「あ!ダメ!」と言いたくなりますし
それを絶対してはいけない、というわけではありません。
ただ、抱きかかえたあとは
理由がわかっている時はもちろん、
わからない時も何か不快な気持ちなのだということを念頭に置いて
「いやだったね」とお子さんの気持ちを受け止めて
言葉かけをしてみてください。

抱きかかえて、言葉がけをして
少し落ち着いたかな?となってきたら
「あ!鳥さんが今いたよ!」などと言って
お外を見に行ったり、
お茶を飲んで休憩するなど
別のことで気を紛らわせてあげてもいいかもしれませんね。

   おわりに 


いっけんびっくりな行動なので
「いつまで続くの?」と不安になるかと思いますが
このお悩みがあった保護者の方々に
久しぶりにお会いした時に
「頭ゴンゴンは、その後どうですか?」とお聞きすると
「そういえば、そんなこともありましたね!」
「気がついたらしなくなってました!」
と笑ってお話をしてくださることがほとんどです。

言葉での表現が豊かになってきて
自分の気持ちも言葉で言えるようになってくると
「頭をゴンゴンする」ではなく「言葉で伝える」という方法に
変わってきます。

心配になるでしょうし、不安もあるかと思いますが
今回お話したポイントを
思い出した時に試してみてくださいね。

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