いろんな場所・人を知る大切さ(子ども編)

こんにちは。
臨床発達心理士のchikaです。

小学生の保護者の方々との相談の中で
「子どものために今何をしておいたらいいですか?」
という質問を時折いただきます。

お子さんや学年によって
この答えは様々だと思いますが
私自身がしておいたらいいのではないかと思うことが1つあります。

それは、
子どもの「世界」の引き出しを増やしてあげること
です。

 子ども達の「小さな世界」


子ども達が日々過ごす中で
感じ、見えている世界は
大人の私たちが思っている以上に
小さく狭い世界なのではないかと思います。

子どもにとっての「生きる場所・世界・価値観」は
見えている・関わっている部分のみ、
になりがちです。

家族や日々の学校生活(クラス内)…
その中で起きている出来事や関わる人=すべて

そうすると
たとえば、学校生活で行き詰まったり
子ども達の中での「世界」で問題が起きたときに
想像以上に追い詰められていたり、
絶望的な気持ちになってしまう。

 学校・家以外の場所・人を「知る」機会を


だから
学校や家以外の居場所をもっておいたり
居場所まではいかなくても
・他の場所がある
・いろんな考え方や価値観がある
・いろんな生き方の人がいる
ということを
子ども達が「知っておく」
ということは
とても大切なのではないでしょうか。

そういったことを知る「場・機会・人」は
◻︎習い事での先生
◻︎学習塾で出会う他校の友達
◻︎地域で行われているイベント
◻︎イベントにいるちょっと年上のお兄さんお姉さん達
◻︎長期休暇で行くサマーキャンプ
◻︎インターネット越しに交流している友達
◻︎本
◻︎ゲームでのオンライン仲間
◻︎いろんな生き方を紹介するTV番組
◻︎ネット配信・動画に出てくる大人達
…etc
色々と考えられますよね。

 小さな支えになるかもしれない 


そうやって、
様々な場所でいろんな価値観をもつ大人を知ったり
いろんな人たちと関わる経験が
いつか、もしかしたら
子ども達にとっての支えとなることが
あるかもしれません。

なかなか行けない場所・会えない人だったとしても
「知った」ことで
子ども達の心の中に、学校や家以外の場所・人という
様々な世界の引き出しが作られていくのではないかと思います。

そして、その中のどこかの世界が
その子にとっての居場所だったり
小さな支えになっていくかもしれません。

 周りの大人ができること 


そういう居場所や支えをもっていると
日常生活の中で何か問題に行き詰まったときも
すぐに絶望してしまうのではなく
たとえば、ちょっと離れてみる…etc
子ども達の中の選択肢が増えていくのではないかと思います。

だから
☑︎学校や家以外にもいろんな場所がある
☑︎親や先生とは違う考え方や価値観をもった人もたくさんいる
ということを
見せたり経験できる機会を作っていったり
子ども達の中の「世界」の引き出しを少しずつ増やしていくこと
特に高学年〜中高生の難しい年頃になっていく準備期間に大切なことであり
周りの大人ができることの1つなのではないかなと思います。

 おわりに 


いろんな生き方があって
いろんな居場所があって
いろんな考え方や価値観がある。

子どもたちがもつ「世界」を
増やしたり広げてあげることによる変化は
そのときにはまだ
大人たちには見えないかもしれません。

そして
子ども達が「知っていた」としても
それでも小さな世界の中で行き詰ることだって
もちろんあると思いますし
そういうことが多いのが現実だと思います。

でも、そういうときに
☑︎その「小さな世界」を大人たちも知ろうとする
☑︎子どもが経験した気持ちをめいっぱい受け止める
これらをしたうえで
周りにいる大人は
「小さな世界」に入り込み過ぎてしまうのではなく
違う世界や景色を見ることができるきっかけを作ってあげられるような
そんな存在でいられたらいいのかもしれません。

なかなか難しいことではあるかと思いますが
時々、そんなことを思い出してもらえたらなと思います。