幼稚園入園面接前の過ごし方

もうすぐ10月も後半。
地域によっては
もうすぐ幼稚園の入園面接、というところも
多いかもしれません。

 ざわざわする気持ち 


願書を取りに行ったら想像以上の行列で
「こんなに希望する人がいるんだ…」
とびっくり
したり
説明会で、他の保護者やお子さんの様子を見て
自分のお子さん以外の子が全員
「いい子・できる子」に見えてしまったり
なんなら、保護者も
「できる人・しっかりしてる人」に見えたりして…
焦ったり心配になったり
いろんな気持ちを抱いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 練習をする?しない?


幼稚園によって
入園面接時に行なう内容は違いますが
例えば、面接だったり何か簡単な課題がある
と聞いている幼稚園に入園を考えている方は
「うちの子、お返事できないかもしれない…」
「ちゃんと答えられるのだろうか」
など不安になって
お家で練習させなくては!と頑張っているご家庭もあるかもしれません。

たとえば
普段の何気ない関わりの中で、
なんとなくお子さんに聞いてみたり
遊びの中で様子を見たり…
お返事の練習などが
お子さんも楽しんでできているならばいい
と思います。

ただ、もし
嫌がっていたりやりたがらないのであれば
お子さんも保護者の方も
お互いが苦しくなったり負担になってしまうこともありますし
「もうやらない」モードになってしまう可能性も。

 お家での過ごし方 


できるようにさせなくちゃ!
と思う気持ちももちろんわかりますし
「練習させてないと不安で不安で。どう過ごせばいいんですか?」
という質問ををいただくことも多いです。

お子さんにとってももちろん、大人にとっても
「入園面接」というイレギュラーな予定へ向かう
この時期。

そんな大人のそわそわやピリピリを
敏感にキャッチする子もいるかと思いますし
「緊張することがもうすぐあるらしい。」
と感じるお子さんもいるはず。

そんな中
大人も子どもも「ドキドキぴりぴり」しながら過ごすよりも
「どんな先生に会えるかなぁ」
「どんなおもちゃがあるのかなぁ」
「お部屋の中、どんなのだろうねぇ」
など
楽しみだねー♪くらいな感じで、いつも通り過ごす
過ごし方が大切なのではないかなと思います。

 当日、どう対応する?


でも、それでもやっぱり
「できなかったらどうしよう」
という不安もあるはず。


もともと緊張しやすいお子さんで
家ではできるんだけど人前ではなかなか…
という感じなのであれば
当日にできないことがあって、
もし先生に「普段はどうですか?」と聞かれたら
「慣れている人とだとできるのですが、少し緊張しやすいところもあって」
と伝えてもいいでしょう。

まだできたりできなかったりだなぁ…
という課題だったのであれば
「今、少しずつわかり始めてきているところです」…etc
と現状を伝えてもいいと思います。

幼稚園の先生たちは
面接の課題ができた・できないだけで
合否を判定しているわけではありません。

面接の課題はあくまで一部です。

そして、入園面接の当日
たとえお子さんが
だんまりだったとしても
むーっとなったとしても
お母さんから絶対離れない!となっても
泣き続けていたとしても
もう「その日に面接に行って帰ってきた」
それだけで はなまる
なのではと思います。

 おわりに 


色々と不安になったり心配になったりもすると思いますが
当日に向けてエネルギーチャージするつもりで
のんびりゆったりいつも通り過ごすのがいいのでは、
と私はいつもお伝えしています。

この時期は、寒暖差が激しいですし
願書を取りに行ったり、説明会に行ったり
ご兄弟がいる方は運動会があったり…と
やらなきゃいけないことや予定が盛りだくさんで
大人も疲れが出やすいのではないでしょうか。

だからこそ今の時期は
体と心のエネルギーチャージを大切にしてもらえたらなと思います。

あせらず、頑張りすぎず。
ゆっくりにこにこ過ごしていたら、それで大丈夫。