こんにちは。
臨床発達心理士のChikaです。
今回は、前回の続き、
ねんど遊び(後編)です。
型抜きで遊んでみよう
感触遊びで、ねんどに慣れてきたら
型抜きなどでいろんな形に変化できることを楽しみながら
遊んでみるのがおすすめ。
まだ自分で何かを作り上げるのが難しいという
お子さんも簡単に形にできて楽しめます。
型抜きは、単に「型を抜く」だけでなく
・ ぎゅうぎゅうおしつける感覚
・「跡がついた!」という変化
という楽しみもあります。
ですので
まずは型をねんどにぎゅうぎゅうと押し付けて
遊んでみてください。
きれいに型を抜かなくても
跡がついたねー!っというだけでも
お子さんはきっと楽しめるはず。
大きいかたまりにぎゅうぎゅうするのも面白いですよ。
少しずつ慣れてきて型を抜く場合、
最初は大人の手が必要かもしれませんが
お手伝いしながら、
「できたねー♪」を楽しんでみてください。
前回もお伝えしましたが、
ねんどを触ることに抵抗を感じるお子さんにも
抜き型を使うのはおすすめです。
好きなものを作ってみよう
自分でも形を作り出せるかな?というお子さんは
「好きなものを作ってみよう!」と促して
自由に作ってもらってもいいですね。
「イメージがわかないな…」というお子さんには
食べ物など、わかりやすいイメージで
大人が見本を作ってあげると
イメージがわきやすく
作ってみようと手が動き出すかもしれません。
「お弁当を作ろう!」
などテーマをもって取り組んでもいいと思います。
ねんどだけでなく、折り紙なども使うと
作れるものの幅もぐっと広がります。
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【おにぎり】
白いねんどを三角にまとめて
長方形に切った黒の折り紙をまく
【卵寿司】
白いねんどを俵型にして
長方形に切った黄色い折り紙をのせ
黒い折り紙をまく
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なんていう楽しみ方もありますよ。
また、
切り替えや「おわり」が苦手なお子さんにとって
楽しいことを終わりにするのが
難しいこともあるかもしれません。
そんなときは、
使わないタッパーなど入れ物にできたものを詰めていき
いっぱいになったら
「できたねー!完成ー!」とすると
【おしまい】が見えやすく、
達成感も感じやすかったりします。
※ちなみに、小麦粉ねんどは冷蔵庫でもって2,3日です。
おわりに
今回は、抜き型を使ったり
自由に作ってみる遊び方についてご紹介しました。
抜き型は、クッキー型のようなものでもいいですし
プリンカップや、ペットボトルのふた
ヤクルトなどの空き容器など
廃材を利用しても楽しいです。
ねんどの感触は
お子さんはもちろんですが
「なんだか癒されます」という保護者の方の声も
よくお聞きします。
ぜひ、お子さんと一緒に楽しんでみてくださいね。